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技術情報

新しく導入した機器や実験技術のTipsなどを掲載いたします。実験研究にお役立ていただけると幸いです。

リアルタイムPCR | 実験技術のTips|

実験技術のTips

定量精度を上げるためのコツ

ピペット操作
ピペットは慣れたものでリークが無いものを使用します。リークの有無はチップを装着し先端を水につけて出し入れを繰り返します。このときチップの先端の液面に変化が無ければ(液面が上がってこなければ)大丈夫です。 チップはピペットに確実に装着できるもので先端が細いものが良いと思います。撥水性を高めたものは外れやすいので注意が必要です。 ストロークは吸引・排出共に同じスピード(ゆっくり)で行い、排出時にチップの先に液が残っていても押し切らないことが重要です。押し切る癖が有るヒトは注意が必要です。 マイクロピペットは内部のピストンの移動分だけ内部の気圧が変化し、外部との気圧差により溶液がチップ内に吸い込まれます。気圧に影響する因子である液体の温度(冷却された液体の場合はピペット内の空気が冷却され体積が小さくなるため設定された容量よりも多く吸引されます)や溶液の蒸気圧(揮発しやすいアルコール類などはピペット内の圧を高めるため設定量よりも少なくなります)を考慮して扱います。対策はチップ内の液面が一定になるまで吸引・排出を繰り返し、安定したら排出します。この際も押し切らないようにします。ピペットは水を基準に調整されています。バッファーや核酸溶液、酵素などタンパク質溶液、粘性のある溶液など、水以外を扱う場合も吸引・排出を繰り返し、安定したら排出することが基本です。 またチップ内の溶液に気泡が入った場合、正確に容量を測り取ることは出来ませんのでやり直してください。溶液吸引後、チップ内の溶液量を目視で確認し、排出後も目視で確認することを習慣にすると良いと思います。 定量実験においてピペット操作はデータの正確性・再現性・信頼性に大きく影響します。
試料や試薬の均一化
凍結してあった試料、冷蔵保存してあった試薬、希釈した溶液などは濃度に"むら"が出来ています。スピンダウンと撹拌を繰り返し均一化してからキャップをあけて使います。当たり前のことですが疎かにすると再現性・定量性が悪くなります。

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