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組織化学室

組織細胞の発生、分化、病変などを形態学的に解析するには、形態変化に加えて機能変化を同時に捉えることができる組織化学が有効な手段になります。組織化学室は、各種顕微鏡観察(光学顕微鏡、蛍光顕微鏡、共焦点レーザー顕微鏡など)のための種々の組織化学標本を作製しています。

また、組織の包埋や薄切,染色標本の作製時には、思った以上に広い実験台が必要になります。さらに、各種試薬、色素、抗体、緩衝液などの消耗品類、器具類等、必要不可欠なものがかなりの量になります。当実験室はそうした組織化学標本作製のための実験環境を整え、利用者自身が標本作製を行えるようにメンテナンスされています。→主な利用できる消耗品・試薬 

さらに、組織化学標本作製の未経験者等に、技術トレーニングも行っています。 →技術トレーニング

利用できる内容

当実験室は下図の範囲において、研究支援による顕微鏡標本作製を行っています。 また、実験室は利用者が自由に利用できるよう環境整備されています。
利用開始にあたっては、当室スタッフにご連絡ください。

組織化学チャート

各種包埋ブロック・薄切標本の
作製について

  1. パラフィン包埋・薄切標本
    [パラフィン包埋]
    ホルマリンなどで固定した組織を包埋カセットに入る大きさに切り出しします。これを自動脱水置換装置で処理して組織にパラフィンを浸透させた後に、包埋コンソールにて、パラフィン包埋ブロックを作製します。
    [薄切標本]
    ユング型ミクロトームを用いてパラフィン包埋ブロックを2~3μm程度の厚さに薄切し、これをスライドガラスに貼り付けてパラフィン包埋ブロック薄切標本を作製します
  2. 凍結包埋・薄切標本
    [凍結包埋]
    パラホルムアルデヒドなどで固定した組織あるいは未固定の組織をOCTコンパウンドに包埋して凍結し、凍結包埋ブロックを作製します。
    [薄切標本]
    クリオスタットミクロトームを用いて凍結包埋ブロックを6~10μm程度の厚さに薄切し、これをスライドガラスに貼り付けて凍結包埋ブロック薄切標本を作製します。
  3. 無包埋・薄切標本
    • ビブラトームを用いて未固定、もしくは固定した組織を包埋せずに数十から数百μm程度の厚さに薄切し、これをスライドガラスに貼り付けて薄切標本を作製します。
  4. 塗抹・捺印標本
  5. 血液や培養細胞などの浮遊細胞をスライドガラスに直接塗布、または、生の組織をスライドガラスに押しつけて標本を作製します。
  6. 培養細胞標本
    [培養細胞標本]
    シャーレ及びチャンバースライドガラスに培養した細胞を、そのまま染色して標本を作製します。また、浮遊細胞はサイトスピンによって、スライドガラスに貼り付け、標本を作製します。

各種染色標本の作製について

  1. 一般染色
    ヘマトキシリン・エオジン染色などを行い、組織細胞の全体像を観察します。
  2. 特殊染色 (Azan染色,鍍銀染色など)
    ある特定の細胞や構成成分を種々の色素で選択的に分染します。  
  3. 酵素組織化学(細胞内小器官マーカー酵素など)
    基質に対する酵素作用の特異性を利用して、ある特定の酵素活性の局在を検出します。   
  4. 免疫組織化学(酵素抗体法、蛍光抗体法など)
    抗原抗体特異反応を利用して、ある特定の抗原物質の局在を検出します。

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